ブックライブがWeb3事業会社を買収 キャラや表紙のNFT販売など見込む

提供=メモリア

マンガや小説などの電子書籍を配信するBookLive(ブックライブ)は、4月4日、Web3事業を手掛けるメモリアの買収を発表した。買収金額は数億円。メモリアはBookLiveの親会社である凸版印刷のグループに参画する。

メモリアは2021年6月に創業した。2022年2月、顧客ごとに特設ページを用意し、それぞれの世界観に応じたNFT企画を行う「ブランディング型NFTのマーケットプレイス」の運営を開始。同年8月には、PR支援のベクトル子会社と共同で「NFTマーケティング丸投げ支援サービス」をリリースした。NFTをマーケティングに活用したい企業にサービスを提供している。さらに10月には「NFTデジタル内定証明書」を開発し、大手保険会社の内定式で導入を決めるなど、Web3領域で次々に事業を生み出している。


左から、メモリア取締役COO 倉谷一圭、BookLive代表取締役社長 淡野正、メモリア代表取締役社長 木崎智之、メモリア取締役CTO 祝原一希

今回の買収で、BookLiveとともにIP(知的財産)を活用した事業に乗り出す。例えば、マンガの表紙やキャラクターをNFT化して販売したり、企業のPRとしてNFTを活用してもらうことなどを想定しているという。

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文=露原直人

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