1. 自分の専門分野のトップクラスの人との距離感をはかる
人事であれ、経理であれ、営業であれ、その専門分野の中でトップクラスの人はいる。そういう人は本を出しているかもしれないし、メディアに取材されているかもしれない。そして間違いなく他からのオファーが出る人である。そういう人をベンチマークにして、自分との距離感をはかれば、自分に市場性があるのかのヒントになる。2. 市場で求められている能力やスキルを知る
ビジネストレンドを理解し、その中でどんなスキルが求められているか常にアンテナを張っておく。注意したいのは、友人など一部のソースの情報だけで自分を評価しないことだ。よくあるのだが、その分野の専門家でも、キャリアアドバイザーでもない友人の言葉は優しく聞こえる。だが、それが正しいとは限らないと思っておく必要はある。3. 自分の能力で仕事をしている度合いを測る
一歩下がって自分の日々の仕事を見返してみてほしい。会社のリソース、これまで培ってきた社内の人間関係、政治力、社内インフラの使い方を知っているからこそ自分の仕事がうまくいっている割合はどれくらいあるだろうか。逆に、そのすべてを失っても成果が上げられると思える能力をどれ位持っているだろうか。自分の能力で成果をあげている度合いが高いほど、市場性は高くなる。ではキャリア・フリーダムを手に入れている人はどんな人なのだろうか。
オタク性(専門性)が高い人、何がしたいのか意志と新しいことへのオープンさのバランスがいい人、学び続けている人である。学び続けているというのは、知るレベルの学びではなく、武器になるような学びを続けているのが重要だ。
毎日、世の中のニュースに敏感であるだけでなく、コミュニケーションでもテクノロジーでも、どんな小さなことでもいいので、そのことに関する技術を高め続けている人である。キャリア・フリーダムは一度得られたからといってずっと持っていられるものではない。常に自分をアップデートし続け、維持する努力が必須である。
個の時代になったことにより、キャリア・フリーダムを手に入れ、そのことを正しく認識することがよりよい仕事をする原動力になるはずだ。