そのほか、日本メーカーらしく配列に無理のない日本語キーボードや、耐指紋、防汚処理、刻印削れ抑止が施されたキートップ、バッテリー劣化対策で長期間使用できるなど、利用年数が長くなっているPCだからこそ「使いやすく長持ち」と見逃せないポイントも多い。
黒崎氏は発表会で、ホワイトTシャツを例にあげ「定番とはただ買いやすく便利なだけではなく、その裏に愛着というものが必ずある。Tシャツもとてもシンプルだが生地や縫製やディテールがとても丁寧に作られていて、普通なんだけど、ついつい毎日着てしまう。着られなくなっても、また同じものを買いたくなる。そういう製品が定番であり、今求められている良い製品なんだと思う」と説明。VAIOならではのこだわりを継承しているからこそ、ユーザーから愛される「定番PC」として仕上がっているというわけだ。
VAIOはノートPCの新モデル「VAIO F14」(右)と「VAIO F16」(左)を発表
基本スペックに関しては、ディスプレイサイズとテンキーの有無以外は、VAIO F14とF16はほぼ共通。プロセッサーには最新のインテル第13世代 Core i5-1334UまたはCore i7-1355Uを搭載。メモリーはF14が16GB、F16は8GBもしくは16GBとなっており、ストレージ(SSD)はF14が256GBか512GB、F16は512GBをラインアップしている。
本体サイズ/重量は、F14が約322.9(W)×221.5(D)×19.5〜19.7(H)mm/約1.65g。F16は約358.3(W)×255.6(D)×16.6〜19.9(H)mm/約1.65gとなっている。受注と発売は6月を予定しており、オープンプライスだが想定実売価格はF14が13万1800円から、F16は13万6800円からとなっている。
昨今PCも値上がり傾向なため、最新のCore i5を搭載し、VAIOのこだわりが詰まったモデルが13万円台で購入できるのは、かなりコストパフォーマンスが高いと言える。VAIO Fシリーズをベースとして法人向けモデル「VAIO Pro BK(14インチ)」「VAIO Pro BM(16インチ)」も発表されており、ビジネスマンや大学生などに「新定番」として人気となりそうだ。