これは自動充電ロボット「ACR」と呼ばれるもので、充電スタンドの決められたスペースに車を入れると、ロボットが3Dカメラで充電口の位置を確認し、フタを開いて充電プラグを差し込みます。充電の経過をスマートフォンでオーナーに知らされ、充電が終われば、ロボットはプラグを抜き、充電口のフタを閉じて作業完了となります。車のオーナーは、充電ケーブルには一切触れる必要がありません。
人間が行なう作業を「そのまま」ロボットが行なうとは思いませんでしたが、すべての充電スタンドがロボット対応になるわけではないので、たしかにこの方法がいいかもしれません。
ヒョンデのロボット研究所では、すでに実際の使用状況を考慮して屋外でのテストを行い、過酷な環境でも適性に稼働できることを確認しています。太くて重い高速充電用ケーブルも安全に正確に取り回せるよう十分なパワーがあり、レーザーセンサーが移動する障害物を検知して事故を未然に防ぐ機能も備えています。
現在は実用化に向けて開発を進めていますが、将来的には自動駐車制御システムと組み合わせて、複数台のEVを順次充電できる能力を持たせ、利用率の向上を目指すとしています。
このごろ街中でEVや充電スタンドを目にする機会が増えました。EVは、ただ自動車が電気で走るようになるというだけではなく、こうしたインフラも含め、私たちのカーライフを大きく変貌させる可能性があることを感じさせられますね。
ACRは、3月31日から京畿道高陽市で開催される「2023 ソウルモビリティショー」のヒョウデブースに展示される予定です。
プレスリリース