このほか、12位に「茶禅華」(東京)、14位に「ヴィラ・アイーダ」(和歌山)、20位に「オード」(東京)、32位に「チェンチ」(京都)、44位に「レフェルヴェソンス」(東京)が入っている。 レフェルヴェソンスの生江史伸シェフは、ガストロミー業界に貢献し、ポジティブな変化をもたらすシェフに与えられる「アイコン賞」も受賞した。
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また、表彰式に先立って発表された50位〜100位のランキングには、日本から以下のレストランがランクインしてる。
60位「L'évo(レヴォ)」(富山)
67位「Esquisse(エスキス)」(東京)
80位「The Pizza Bar on 38th(ピッツァバー on 38th)」(東京)
91位「Hommage(オマージュ)」(東京)
日本評議委員長を務める中村孝則氏は、次のように総括した。
「日本は実質的に10月に国境が開き、投票の締め切りまでわずか2カ月ほどしか期間がなかった中、ベスト50に最多の10軒がランクイン。なかでもトップ10の半数が日本の店というのは、日本の底力を表している。シェフの創造力、技術力と食材の質の高さのみならず、治安や衛生の面で日本が安全であることも、旅先として選ばれる魅力だと思う。
また、コロナ禍で海外渡航ができない中、ローカルガストロノミーの流れが生まれたことで、どの地域に行っても最先端の美食が楽しめる多様性が生まれた。日本は東京のみならず、地方からも3軒がランクインしていることもそれを表している」