トーマスは、Crowdsourcersの運営初期のパートナーには、右翼弁護士のクレタ・ミッチェルがいたと支援者に語ったが、彼女は「Crowdsourcersについて何も知らなかったし、政治活動委員会からは何も出てこなかった」とワシントン・ポストに語っている。トーマスがこの団体に関与していたと語った他の主要な右翼の人物であるプロジェクト・ベリタス創設者のジェームズ・オキーフやターニングポイントUSA会長のチャーリー・カークなどは、コメントを求めたが応じなかった。
ワシントン・ポストによると、Crowdsourcersの通信はGoogle(グーグル)の非公開グループを通じて行われ、電子メールにはメンバーの身元を明らかにしないようにという警告が含まれていたという。
トーマスはここ数カ月、彼女の右翼的な活動や、それが夫の仕事に影響を及ぼす可能性について、大きな批判を浴びている。一連の報道では、2020年の選挙を覆すためのトーマスの取り組みが詳述されており、それには、当時のホワイトハウス首席補佐官マーク・メドウズとのやりとりや、選挙結果に異議を唱えるよう激戦州の議員に圧力をかけるなど、夫がこの問題に関する訴訟を検討している最中の活動が含まれている。しかし、トーマスの政治活動に関する懸念はもっと早くからあり、トーマスは2010年に右派系の非営利団体を設立し、その資金調達に懸念があるため、後に退会している。
ポリティコは、この非営利団体への50万ドル(約6500万円)の寄付が、クラレンス・トーマスとも関係のあるテキサスの不動産王ハーラン・クロウによるものであると報じた。ジニ・トーマスはその後、非営利団体と同じ報告義務がない営利目的の保守活動会社、Liberty Consulting(リバティ・コンサルティング)を設立した。
(forbes.com 原文)