モビリティ

2023.03.31 09:30

メルセデスが銀座に「世界初」のハイエンド専売拠点を作った理由

ミヒャエル・クネラー / メルセデスAMGプロダクトマーケティング統括およびトップエンドビークル営業部門責任者

メルセデス・ベンツならではのエクスクルーシブ

顧客の要望をいかに実現するか。これもまた、同社が掲げるラグジュアリーにとって欠かせないひとつの要素なのだろう。メルセデス・ベンツが提供するラグジュアリーについて、ミヒャエルが続ける。
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「私自身、ラグジュアリーということに関していちばん最初に考えるのは何より時間ですね。複雑化する現代社会のなかで、ある対象についてじっくりと考えたり、時間を使うということ自体がラグジュアリーであると思います。そのため、時間を費やす場所を提供することもまた、メルセデス・ベンツの考えるラグジュアリーにとって重要なのは言うまでもありません。これは私がときどき使うジョークですが、スポーツカーであるメルセデスAMGは速いので、空いた時間を別のことにも使っていただけます(笑)。

また、ラグジュアリーに関する別の観点として、例えばメルセデスAMGであれば『洗練されたドライビング・エクスペリエンスを提供する』というコンセプトに興味をもった人々のコミュニティ創出につながっています。私たちが提供する価値を起点として、同じように興味をもっていただいた方々の間でつながりが生まれて、コミュニティが出来上がっていく。そのコミュニティもまた、私たちが提供したいラグジュアリーという要素のひとつなのです」

最後にミヒャエルは、日本の顧客に向けてメルセデス・ベンツが提供する価値について語ってくれた。
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「メルセデス・ベンツでは、まずお客さま第一でしっかりとしたジャーニー(旅路)を提供していきます。その旅路で、お客さまにはメルセデス・ベンツならではのエクスクルーシブさを味わっていただきたいと考えています。ここで言うエクスクルーシブとは、社内では“Xファクター”と呼ぶもので、お客さまが予想もしないようなときに予想もしなかった喜びを提供することを指します。『スターズ@メルセデス・ベンツ銀座』から情報を発信することで、今後も予期しなかった素晴らしい喜びを提供していければと思います」

左|ミヒャエル・クネラー/中|板東徹行(シュテルン世田谷代表取締役社長)/右|上野金太郎(メルセデス・ベンツ日本代表取締役社長兼CEO)

左|ミヒャエル・クネラー/中|板東徹行(シュテルン世田谷代表取締役社長)/右|上野金太郎(メルセデス・ベンツ日本代表取締役社長兼CEO)


Michael Knöller ◎ミヒャエル・クネラー。独シュトゥットガルト出身。独ハイルブロン大学卒業(生産工学)。1998年ダイムラー入社(現メルセデス・ベンツ)。2019年メルセデスAMGプロダクトマネジメント責任者、プロダクトマーケティングおよびセールス担当グローバルヘッドを経て、20年にプロダクトマーケティング統括およびトップエンドビークル営業部門責任者に就任。

スターズ@メルセデス・ベンツ銀座
東京都中央区銀座 5-11-1
03-4564-5111

text by Michi Sugawara | photographs by Takao Ota | edit by Yasumasa Akashi

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