モビリティ

2023.03.31 09:30

メルセデスが銀座に「世界初」のハイエンド専売拠点を作った理由

ミヒャエル・クネラー / メルセデスAMGプロダクトマーケティング統括およびトップエンドビークル営業部門責任者

3つのラグジュアリーを体験する

続けてミヒャエルは、フレックスストアとなる「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」について、メルセデスの特徴である最高のカスタマーエクスペリエンスを余すところなく提供できる場所である、と話す。
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「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」で扱うハイエンドモデルはそれぞれ、メルセデス・マイバッハが「ソフィスティケイテッド(洗練された)」、メルセデスAMGが「パフォーマンス(性能)」、そしてGクラスが「アドベンチャラス(冒険的な)」と、別種のラグジュアリー(贅沢さ)を提供するプロダクトと位置づけている。

フレックスストアでは展示車によって内装などが変化することで、見た目からそれぞれのプロダクトが醸し出す雰囲気の違いまでを体験できるようになっているという。


「私たちの目標は、『世界で最も魅力的なクルマを、世界で最も目の高いお客さまにお届けする』こと。メルセデス・ベンツは成長するラグジュアリー市場にさらに強く焦点を当て、最高級車を成長の機会として活用するつもりです。私たちは、この戦略の成功に大きな自信をもっています。人それぞれがラグジュアリーに対する考え方が異なることを踏まえたうえで、私たちは異なるラグジュアリーへの要望に応えたいと思います」

メルセデス・ベンツの日本市場への思い


プレス発表会の後、「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」が世界に先駆けたショールームフォーマットを採用したことについて、ミヒャエルはメルセデス・ベンツと日本市場との関わりを次のように話した。
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「メルセデスAMGやメルセデス・マイバッハといったハイクラスモデルは、いままでも日本のハイエンドカスタマーや投資家といったお客さまから非常に高い興味を示していただいております。また、17年にはシュテルン世田谷の板東社長のご尽力もあり、メルセデスAMGの世界初となるブランドセンター『AMG東京世田谷』をオープンさせています。そういった経緯からも、私たちは日本のマーケットと長年にわたる非常に強い繋がりがあり、適切なパートナーと組んでしっかりと仕事をしていけば、必ず成功できるというふうに確信をもってきました。

特にラグジュアリーブランドというのは、何よりも“お客さまに最高のカスタマーエクスペリエンスを提供する”ということが重要であり、日本にはそれを実現できる環境が揃っていると考えています」
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text by Michi Sugawara | photographs by Takao Ota | edit by Yasumasa Akashi

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