メルセデスが銀座に「世界初」のハイエンド専売拠点を作った理由

ミヒャエル・クネラー / メルセデスAMGプロダクトマーケティング統括およびトップエンドビークル営業部門責任者

2022年12月16日、東京の銀座に、メルセデス・ベンツ日本と、メルセデス・ベンツ正規販売店契約を締結するシュテルン世田谷が、メルセデス・ベンツとして世界初となるショールームフォーマットを採用したハイエンドモデル専売拠点「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」をオープンした。

オープンの前日にはプレス発表会が開催され、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎代表取締役社長兼CEOや、本国ドイツよりハイエンドモデル「メルセデスAMG」を手がけるメルセデスAMGプロダクトマーケティング統括およびトップエンドビークル営業部門責任者のミヒャエル・クネラーらが登壇。

世界に先駆けたショールーム「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」のコンセプトや想いを語った。また、Forbes JAPANではミヒャエルの単独インタビューを行い、メルセデス・ベンツが見据える日本市場での可能性についても話を聞いた。


銀座の中心に居を構える「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」は、メルセデス・ベンツのハイエンドモデルのなかでも「メルセデス・マイバッハ」、「メルセデスAMG」、「Gクラス」を専門に取り扱い、その世界観を存分に堪能できる世界初の拠点となる。

大型デジタルサイネージや可変式ウォールを活用することで世界観を柔軟に入れ替えるというメルセデス・ベンツ初のショールームフォーマットを採用し、試乗車の用意(要予約)はもちろんのこと、完全予約制のプライベートコンサルティングエリア「Salon Privé(サロン・プリヴェ)」では展示車を見ながらの商談が可能となっている。

プレス発表会では、メルセデス・マイバッハ100周年を記念した特別仕様車「メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100」※が披露され、同ブランドが掲げる「洗練されたラグジュアリー」を体現する姿に報道陣からも感嘆の声が上がった。また、上野社長はマイバッハの歴史や2030年のEVオンリーに向けた展開についても言及した。

※「メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100」は販売を終了。
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text by Michi Sugawara | photographs by Takao Ota | edit by Yasumasa Akashi

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