スポーツ

2023.03.29 10:30

トラウトとウッズがタッグ、米ニュージャージーにゴルフ場建設へ

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では米国のキャプテンとしてチームを引っ張ったエンゼルスのマイク・トラウト(2023年3月8日、Norm Hall/Getty Images)

米大リーグ(MLB)のスター、マイク・トラウト(エンゼルス)とゴルフ界のレジェンド、タイガー・ウッズが組み、トラウトの故郷ニュージャージー州バインランドにゴルフ場をつくることになった。

トラウトが27日にツイッターで明らかにしたところによると、名称は「トラウト・ナショナル・ザ・リザーブ」かつて砂の採掘場だった場所に建設し、2025年のオープンを予定している。

18ホールのゴルフコースはウッズの会社がデザインし「昔ながらのカントリークラブ」(トラウト)と差別化するアメニティーも備えるという。利用は会員制。

トラウト・ナショナルはウッズの会社が手がける9ホールもしくは18ホールのゴルフ場として10カ所目になる見込み。47歳のウッズは選手としてのキャリアの終盤に差しかかるなか、ジャック・ニクラウスやアーノルド・パーマーといったゴルフ界の先人にならい、デザインを引き受けたゴルフ場も増えてきており、レガシーを広げている。

ウッズとトラウトはスポーツ選手のなかでも有数の財力を誇り、フォーブスの2022年版「世界で最も稼ぐスポーツ選手」ランキングではウッズが年収6800万ドル(現在の為替レートで約89億円)で14位、トラウトは4950万ドル(同約6470万円)で23位に名を連ねている。

トラウトが2019年に結んだ12年で4億2700万ドル(約558億円)という契約額は野球史上最高。ウッズの1億2100万ドル(約158億円)という生涯獲得賞金額はPGAツアー史上ダントツの1位だ。ウッズのゴルフおよびそれ以外の活動による生涯収入は17億ドル(約2200億円)にのぼるほか、フォーブスのビリオネア(資産10億ドル以上の富豪)リストに名を連ねる現役スポーツ選手2人のうちの1人でもある。

トラウトは今週30日からMLBの2023年シーズンに臨み、開幕戦ではオークランド・アスレチックスと対戦する。現代野球界で最高峰の選手という呼び声の高いトラウトは13年目となる今シーズン、2014年以来遠ざかっているポストシーズンへの進出とその初勝利をめざす。ウッズは来週、マスターズに参戦する予定で、昨年の47位を上回る成績をねらう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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