賃貸マンションとシェアハウスのいいとこ取りをした、住人同士の交流が楽しめる住宅としてグローバルエージェンツが全国に展開するソーシャルアパートメントは、2006年に東京都大田区に第1号がオープンしてから、現在までに首都圏を中心に全国の都市部に51棟3000室が提供されています。間取りは最大で1LDK。ベッドルームのみの部屋もあり、首都圏でも比較的安価に暮らすことができます。
共有のキッチンやラウンジ、2013年からはリモートワークが可能なワークスペースも設置されるなど、住人たちの交流を積極的に促す工夫がされています。「性別、年齢、国籍、職業が異なる人々との出会いによって世界が広がる体験を提供」する場と運営会社が位置づけるソーシャルアパートメントでは、それを証明するかのように、住人同士が結ばれるケースが多いとか。
ソーシャルアパートメントで出会い結婚した一組の夫婦は、「ラウンジやキッチンを共用していることで自然と関わりが生まれ、だんだんとお互いのことを知っていくなかで共通の趣味を持っていることが分かり……毎日のように顔を合わせていたので、一緒に生活したときのことを想像することもでき、将来について前向きな話を積み重ねることができました」と話しています。
また別のカップルは「生活リズムが合わず寂しい思いをしたときも、住人のみんなが楽しい時間をくれて、家事を手伝わない彼を叱咤してくれたりと、本当にみんなあってこその私たちだなと思います」と振り返っています。
グローバルエージェンツは、ソーシャルアパートメントでの成婚の実情を把握する目的で、申請のあったカップルに3万円のご祝儀を贈る制度を2013年10月から始めました。また、隣人交流の仕組みが注目され、東京都から助成金対象事業に認定されています。シェアハウスほど密ではなく、ほどよい距離感で仲良しな「近所づきあい」ができる、あわよくば結婚までできちゃう、そんな夢のようなアパートがあったんですね。
プレスリリース