2023.03.29 14:00

世界の観光名所、新指標で割り出す「ベスト&ワースト」5は?

ハンガリーの国会議事堂(Getty Images)

世界各地のいわゆる観光名所は、人工のものでも自然のものでも、歴史的でも最先端でも、それを見るためなら「地球の反対側へでも行きたい」と思わせる何かを持つものだ。

ただ、それがすべて、私たちの期待を裏切らないというわけでもない。お金と時間を使って見に行く価値のあるもの、労力やコストに見合わないものは、どうすれば見分けることができるだろうか?

旅行関連の情報を発信するブログ、Stasher(スタシャー)は先ごろ、世界の観光名所99カ所を対象に、複数のデータから割り出したスコアに基づく新たなランキングを発表した

指標としたデータには、Googleレビューやオンライン旅行会社Booking.com(ブッキング・ドットコム)のレビューによる周辺の宿泊施設の質、国のGPI=世界平和指数を元にした旅行者にとっての安全性ランキング、TikTok(ティックトック)のエンゲージメント率、最寄りの国際空港からの距離といったものが含まれる。

以下、新たな調査から明らかになったベスト5とワースト5を紹介する。

世界の観光名所ベスト5

この順位には、驚く人が多いのではないだろうか。1位に名前が挙がったのは、ハンガリーの首都ブダペストにあるネオゴシック様式の国会議事堂だった。ドナウ川沿いの広大な敷地に建てられている。ハンガリーは旅行者にとっての安全性において、評価が高い国だ。

2位はディズニーランド・パリ。周辺の宿泊施設が高スコアを獲得したほか、Googleレビューの評価、ティックトックのエンゲージメント率が非常に高い。

3位につけたのは、アイスランドのブルーラグーン。地熱を利用したこの露天温泉施設は、周辺を火山に囲まれた景観と豊富にシリカを含んだブルーのお湯が、まるで別の惑星に来たかのような気分にさせてくれる。写真の撮影スポットとしても人気だ。アイスランドもまた、安全な旅行先としての評価が高くなっている。

4位はスペイン、セビリアのスペイン広場、5位はカンボジア西北部シェムリアップ州にあるアンコール遺跡の一つ、アンコール・ワットだった。
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編集=木内涼子

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