ジェンダーステレオタイプをなくすために、研究チームは女性たちに、平等な家事分担についてパートナーの男性と話をしてみるよう勧めている。男性たちのほうも、分担できそうな家事についてパートナーの女性との間で確認するようにしたい。
研究チームは女性たちに向けて、公平な家事分担を求めるのは「助け」を求めるのとは違うとも念を押している。それはあくまで、家庭内での仕事の(より)公平な配分を求めているにすぎないのだと。
パートナーの男性があまり協力的でなかったり反応が薄かったりする場合は、専門的な関係カウンセリングを受けてみると役立つことがある。パートナーにこんな話をすれば気まずくなるのではとためらっている女性も、カウンセリングを通してそれに踏み出すのに必要な準備を整えられるかもしれない。
研究チームは、この問題に前向きに取り組みたいと考える男性たちに、次の3つをアドバイスしている。
・関心をもち、オープンであること。家庭内でどんなところが不公平で、どうすれば大切な人がもっとサポートされていると感じられるように変えていけるか、考えてみよう
・話をすること。人間関係にコミュニケーションは不可欠。パートナーに家事の負担を軽減する方法を探りたいと伝えよう
・行動を起こすこと。大半の文化において、女性は家庭の「プロジェクトマネージャー」の役割を期待されている。それも無給で。家事にチームワークで取り組みたいという気持ちを示せば、きっと夫婦関係はあらゆる面でもっとよくなるはずだし、性生活も改善するだろう
(forbes.com 原文)