ラーモン・アグバジェ(25)とマーチン・アデウンミ(27)は、Z世代に焦点を当てた音楽クリエイティブエージェンシーLoud Parade(ラウド・パレード)を設立し、世界の若者オーディエンスに革新的でクリエイティブな広告を提供している。このエージェンシーは、音楽著作権の侵害の問題を解決するために、ブランド向けに特注のトラックを制作している。彼らの作品は、NikeやUniversal(ユニバーサル)などのクライアントのキャンペーンで80億回以上の再生回数を記録している。
若きジャーナリスト2人も
今年のリストには、ヨーロッパと世界の最も重要な物語を共有するために、メディアを超えてコンテンツを制作しているジャーナリストも何人か選ばれている。アンドレイ・ポポヴィシウ(26)は、ルーマニア生まれで、セネガルを拠点に人権、安全保障、移民、国際開発、外交問題を扱う独立ジャーナリスト、オーディオプロデューサー、フォトグラファーだ。国際的なジャーナリスト・コンソーシアムとともに、彼は、EUの対外国境における暴力的な追放を調査した。
この事件では、亡命申請する機会も与えられず、警官が亡命希望者を殴って国境を越えて押し戻した。また、フランスの移民収容所におけるメンタルヘルスの状況や、ロシアの侵攻がルーマニアとモルドバに与えた影響について、非常に不安定な地域であるトランスニストリアに赴き、報告したこともある。彼の記事は、The Guardian(ガーディアン)、Al Jazeera English(アルジャジーラ)、Libération(リベラシオン)、VICE World News(ヴァイス)、Middle East Eye(ミドル・イースト・アイ)などに掲載されている。
彼と一緒にリストに加わったのは、ロンドンを拠点とするフリーランスのジャーナリスト兼作家のオリビア・ペッター(28)だ。ペッターは、リプロダクティブ・ヘルス、メンタルヘルス、女性に対する暴力などのテーマで、さまざまな出版物に寄稿している。
彼女の最初の著書『Millennial Love(ミレニアル・ラブ)』は2021年に4th Estate(フォース・エステート)から出版され、The Independent(インデペンデント)の「2021 Book of the Year」に選ばれた。デビュー小説『Gold Rush(ゴールド・ラッシュ)』は来年出版される予定だ。同じく「Millennial Love」と名付けられた彼女のポッドキャストで、ペッターは作家でVogue(ヴォーグ)コラムニストのレイヴン・スミス、スーパーモデルのエミリー・ラタコウスキー、イラストレーターのフローレンス・ギブンなどとの独占インタビューを実現させている。
(forbes.com 原文)