日米以外でも、2023年WBCは視聴者数の記録を塗り替えた。2017年大会と比較して、以下の国・地域では視聴者数が大幅に伸びた。
1. 台湾(151%増)
2. メキシコ(103%増)
3. カナダ(44%増)
4. 韓国(36%増)
5. プエルトリコ(11%増)
過去最高のグッズ売り上げ
WBCのグッズ販売も、通販と会場の両方で大成功となった。MLBは詳細を明らかにしていないが、公式オンラインショップMLBShop.comとスポーツライセンス商品販売のFanatics(ファナティクス)を通じたオンライン売上高が、過去最高だった2017年大会の記録を149%上回り、MLB新記録を打ち立てたと報告している。台湾の台中インターコンチネンタル野球場、東京ドーム、アリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールド、マイアミのローンデポ・パークでは、売り上げが2017年比で100%以上伸び、大会史上最高を更新した。
では、何が一連の新記録につながったのか?
大きく影響したのが、劇的なプレーだ。準決勝のメキシコ戦では日本がサヨナラ勝ちを収め、決勝戦は最後のアウトが、MLBを代表する2選手である大谷とトラウトの対決で決まった。しかし、世界的な関心の高まりの大部分は、試合を中継する配信チャンネルが増えていることと関連がある。2023年WBCは、63社のメディアパートナーが13言語で試合を放映し、163カ国・地域で視聴された。国名や放映プラットフォームのリストはWBCのウェブサイトで公開されている。
(forbes.com 原文)