リアには、ルーフスポイラー、グロスブラックのバンパーインサート、2本の大型エグゾーストが装備されているし、テールライトは、フロント・デイタイム・ランニング・ライトと同様に、リア・シルエットを強調するデザインとなっている。
外観のデザインが良いと思っていたら、インテリア・スタイリングはもっと良いではないか! フロントシートは、彫刻のようなデザインで、サイドとレッグに大きなサイド・サポート・クッションを備えているので、座り心地とサポート性がいい。もうひとつお洒落だと思った部分は、ブレーキキャリパーと同じゴールド色のシートベルトを採用しているところ。これはその気にさせてくれる。
フルデジタルのインストルメント・パネルと縦型のタッチスクリーンは、V60ポールスター・エンジニアードが技術的に最新であると感じさせるのに十分だ。画像の質は高いけど、そのマルチメディア・スクリーンの反応は、もっと滑らかなものにしたい。
キャビンの全体的な作り込みは格別だし、トリムにもガタつきはない。ステアリング・ホイールのソフトレザーなど、素材の感触は模範的。また、スイッチ類も堅牢で、上質な雰囲気を醸し出している。さらに、室内に入り込む騒音も少なく、静かでリラックスできる空間だ。