そんな脂肪を熱として消費させやすくする効果をもつ物質がアケビ果実から抽出したエキスに存在することを日本メナード化粧品が発見しました。
脂肪細胞には、脂肪を蓄える白色脂肪細胞のほかに熱として消費する褐色脂肪細胞というものがあります。ただ、この細胞は身体の肩甲骨など一部にしか存在しておらず、加齢とともに減少してしまいます。ところが近年、皮下組織にも脂肪を熱として消費する「ベージュ脂肪細胞」が存在することがわかり、このベージュ脂肪細胞が増えれば皮下組織で脂肪の消費量を増やせ、そのぶん体脂肪を減らせることが期待されます。このベージュ脂肪細胞を増やす効果があるのが、アケビ果実エキスというわけです。
アケビ果実エキスには2つの効果があり、1つは脂肪幹細胞からベージュ脂肪細胞へ分化させること。もう1つが、運動したときと同様に白色脂肪細胞からベージュ細胞への誘導です。このため、通常脂肪幹細胞はほとんど白色脂肪細胞として蓄積されるところを、アケビ果実エキスによって効果的にベージュ脂肪細胞にすることで、太りにくくなり体型や健康の維持に役立つとしています。
もともとアケビの種子油は太りにくいとされてきましたが、果皮にも今回のような効果が存在することが確認され、健康に役立つ果実として多く栽培されるようになるのではないでしょうか。まだ現状は、効果が発見されただけで、具体的な製品化はまだですが、健康をサポートする健康食品に応用していくとしています。
プレスリリース:日本メナード化粧品「日本メナード化粧品、アケビ果実から抽出したエキスにベージュ脂肪細胞を増やし、体脂肪を消費しやすくする効果を発見!」より