スポーツ

2023.03.25

NBAはまるで「週刊少年ジャンプ」 弱小チームを愛し続ける理由

弱小チームとなったチームの推し活を続ける理由は?(Getty Images)

役者が揃えば後は、勝利するのみ!ですが、ここは世界最高峰のバスケットボールリーグNBA。そんなに甘くはないのです。今年もロケッツはリーグ最下位。3年連続最下位を記録する流れです……。落ち込んで終わりみたいな空気を出しましたが、そんなことはありません。希望を感じさせてくれる試合もいくつかありました。

直近だと3連勝だったり、年々連敗する数も減ってきています。昔は20連敗などもあり本当につらい日々があったので現状のロケッツはむしろ、とてもいい結果を残してくれています。

今シーズンは優勝候補のミルウォーキー・バックスに勝利したり、同じく優勝候補のボストン・セルティックスにも勝利しました!最下位には沈んでいますが、所々でハイライトを生み出す彼らの成長を見守っていけるのも、非常に楽しい時間です。これがセルティックスに勝利したときの映像なのですが、優勝したくらい嬉しい気持ちになりました。


若いチームなので喜び方にもフレッシュさがあり、おじさんは見ていて目頭が熱くなってしまいます。ちなみに僕のスマホの壁紙はこのシーンになっています。

このように日々少しずつですが、チームのレベルがあがり昔は全く歯が立たなかった強豪相手にも勝利をもぎ取ることができ始めている変化を感じさせてもらえるのが、弱いチームを見ていく中で最も面白いポイントだと思います。「友情・努力・勝利」を日々、疑似体験させてもらっております。勝利後は仲間たちと水を掛け合い、健闘を称え合う文化がNBAにはあるのですが、その様子もほっこりさせられて「また応援しよう!」という熱い気持ちになります。

ちなみにこのシーンは最後まで大男のボバン・マリヤノヴィッチがジャバリ・スミスJrに水をかけすぎたせいで本気で嫌がられている「名場面」です。このようなチームメンバー同士のオフなやりとりを見ていくと、さらに試合も面白く見れるのでおすすめです。


来シーズンは勝負!

日々、成長し、たくましくなっていく彼らを見守っていくのが弱いチームの楽しみ方。弱い中にも希望を感じていくのがいいところです。さらに、弱いからこそファン同士の絆も熱いと思います。僕のTwitterではロケッツファンの方たちと励まし合い、喜び合い、支え合っております。もし、この記事をきっかけに「ロケッツを推すぞ」と思っていただけた方がいれば、是非、僕とTwitterの世界で励まし合いましょう!

そして、次のドラフトでは僕たちロケッツファンが待ち望んでいるリーグの歴史を変えてしまいそうな逸材がやってきます。彼の名はビクター・ウェンバンヤマです。彼を獲得するチームは一体どこなのか?

ロケッツであってほしいですが、他チームも彼を狙っています。彼が加わるだけで一気に強豪チームになれる可能性があるくらいの新人です。今でも現役でレイカーズで活躍中のレブロン・ジェームズがドラフトされた時と同じくらい、それ以上のインパクトのある存在になる可能性があります。

期待の新人ビクター・ウェンバンヤマ すでに人気選手だ(Getty Images)

期待の新人ビクター・ウェンバンヤマ すでに人気選手だ(Getty Images)


僕としてはウェンバンヤマを獲得し、弱小を抜き出て強豪へと生まれ変わるロケッツを見たいですね。妄想するだけでニヤニヤが止まりません。

弱いチームでも週刊少年ジャンプを楽しむような感覚で楽しめるNBA。そんな新しい世界の扉を開き、僕らと一緒に楽しみませんか?

連載:まっつん&しゃっくの素人NBA入門塾

文=しゃっく

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