Lingoはまだ開発中だが、体内のバイオマーカーを常時モニタリングするウェアラブルデバイスには大きな期待が寄せられている。Lingoは、バイオセンサーと、センサーから受信したデータに基づき使用者が取るべき行動を示すアプリで構成される。
センサーは直径2.5センチほどの大きさで、上腕の裏側に貼って最長2週間装着することができる。センサーのフィラメントは柔軟性があり、幅は髪の毛3本分ほどだ。このフィラメントは痛みを感じることなく皮膚内に挿入することができ、細胞の周りにある間質液中のバイオマーカーを測定する。センサーは、Bluetoothを使ってバイオマーカーのデータを1分単位でスマートフォンアプリに送信する。
アプリは、センサーが計測したデータに基づき、食事や活動、インスリンなどの薬、ストレスなどの感情に対する体の反応に応じてバイオマーカーがどう変化するかをリアルタイムで表示する。
CGMやバイオウェアラブルの技術進歩は、糖尿病患者が血糖値を自己測定し、健康を維持することを可能にする。これらは、糖尿病の症状が進行した患者が健康を保ち、長生きすることを支援する、命を救う技術だ。
(forbes.com 原文)