最近の物価の高騰で、何にどれだけお金がかかっているのか把握するのに家計簿は最適で、節約や家計の見直しを意識するきっかけになります。そんな家計簿について、PFUが「家計簿に関するアンケート調査」として20代から40台の家族を対象に調査をしています。
その結果、「家計簿をつけている」と回答したのは37.4%で、「つけたことはあるが今はつけていない」が44.6%、「つけていない」は16.8%でした。やはり習慣化させるのは難しいようですが、つけている人にどのような方法なのか問うたところ、「家計簿アプリ」が45.4%と全体の約半分でした。ただ、「家計簿用ノート」「ノート」がそれぞれ28.3%、25.0%占めているので、意外とまだアナログな人も多いようです。
家計簿をつけている人に夫婦間で共有しているか問うたところ、共有している人が62.5%を占めました。また、「夫婦の仲の良さ」と「夫婦時間や会話の満足度」について10段階評価したところ、家計簿を共有している人のほうが、満足度は高いことがわかりました。お金に関して夫婦間で透明性があったほうが、より分かち合えるからでしょうか。
ちなみに、家計簿をつけていたけどやめてしまった理由としては、やはり「面倒くさいから」が70.3%と圧倒的で、「忙しくてつけることを忘れてしまうから」40.9%、「時間がなくてあきらめてしまうから」34.8%と、家計簿なんてつけている時間がないという人が多いようです。
入力作業は家計簿アプリを利用すれば、ノートなどのアナログより断然効率がよく、グラフ化などで収支が見やすいので、寝る前の作業として習慣化すれば、それほど挫折しなくて住むかもしれません。入力も夫婦で行い共有すれば、夫婦関係の満足度も上がるという、一石二鳥になるのではないでしょうか。
出典:PFU「家計簿に関するアンケート調査」より