2023.03.17 15:00

猫好きなら訪れるべき日本の場所5選

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イエネコの原産地は中近東とされているが、その魅力的な性格とネズミ退治の上手さのおかげで、人間と親密な関係を結ぶようになった。結果、世界中に広がり、地球上の最も辺鄙な場所にもたどり着いた。日本もその例外ではない。日本では猫は縁起がいい動物とされており、猫好きにはたまらない、訪れるべき場所がたくさんある。

この国への旅行を計画する際には、猫にフォーカスしたカフェや寺、その他のアトラクションを見逃さないようにしよう。

東京都台東区谷中 

東京駅から地下鉄で15分ほど北へ行ったところにある谷中は、伝統的な建築物や歴史的な寺、そして人懐っこい猫がたくさん暮らしていることで有名な、のどかな町だ。緑豊かな谷中霊園を散策したり、戊辰戦争の戦闘のひとつである上野戦争で重要な役割を果たした由緒あるお寺「経王寺」を訪ねたりするのも楽しい。

谷中の細い路地や脇道にはたくさんの猫がいるが、「宿木(やどりぎ)カフェ」では、コーヒーと心のこもったイタリア風料理を楽しみながら、新しい猫の友達を作ることができる。

会津若松市の芦ノ牧温泉駅

福島県の会津若松市は、伝統的なスタイルで建てられた日本の要害、会津若松城(鶴ヶ城)があることで知られているが、そのすぐ南側に、芦ノ牧温泉駅という格別に可愛らしい駅が存在する。

2008年、猫の「ばす」が名誉駅長に任命され、2015年までその役割を果たした。その後、複数の猫が就任し、最近は「さくら」がアテンダントに任命されている。

この駅に行けば、駅を訪れる人々のために精力的に働くさくらの姿を見ることができる。また、さくらの人間の同僚たちが、インスタグラムでさくらの日常を紹介している。

京都

京都は、その豪華な寺社と豊かな歴史で国内外からの観光客を魅了しているが、この歴史的な街で繁栄しているのは人間だけではない。京都の街の通りでは、一日を通して迷い猫があふれているが、確実に猫に出会いたいなら中京区がおすすめだ。「Fluffy's Cafe(フラッフィーズカフェ)」や「Puchi Marry(プチマリー)」など、数々の猫カフェがある。

また、猫にちなんだ記念品を探しているなら、郊外にある寺院型テーマパーク「猫猫寺(にゃんにゃんじ)」で、歴史上の猫を描いた宝飾品や像、絵画などを見ることができる。追加特典として、この寺の住職を務める猫の姿を見ることができるかもしれない。

東京都世田谷区の豪徳寺

東京都世田谷区にある豪徳寺は、招き猫ファンだったら絶対に行きたい場所だ。この象徴的な猫のフィギュアは、東アジア、そして東アジア出身の人々が暮らす共同体のなかで、幸運を招くお守りとして扱われているもので、世界中の店で見かけることができる。

豪徳寺には、日本最大級の招き猫コレクションがあり、その膨大な数の招き猫がこの寺の最大の魅力だ(おまけに購入も可能だ)。高く生い茂る木々や野鳥の声に囲まれた中での午後の散歩は、この寺ののどかな魅力を倍増してくれる。

宮城県石巻市田代島

決してアクセスしやすい場所とは言えないが、宮城県石巻市からフェリーで1時間ほどかかる田代島は、猫好きにとってはぜひとも向かうべき場所だ。

1600年代、田代島では養蚕が盛んで、蚕を食べるネズミを防ぐために猫が飼われていた。現代では、ペットだった猫が島中に増え、数百匹が船着き場に住み着いている。

田代島の周辺に娯楽施設が多数あるわけではないが、「猫神社」にお参りし、そしてもちろん、愛らしい猫たちの写真を撮ってみてはいかがだろう。

forbes.com 原文

翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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