八村塁レイカーズ移籍後に「ある変化」 来季の契約と年棒を徹底予想!

変化の兆しが見え始めた3月

そんな八村塁に変化が現れたのは3月に入って2試合目のオクラハマシティサンダー戦。この試合は今まで以上にエネルギッシュなプレーを見せてくれました。リバウンドに積極的に絡み、自分のチームのボールにしようとする動きや、相手をブロックしてから、そのまま攻撃で先頭を走りダンクに持っていくシーンなど。これまでなかったハッスルプレーで勝利に貢献しました。試合を観てた側としては「ここで活躍できなければ俺はもう終わり」というほどの覚悟と気迫を彼から感じる試合でした。

シュートに関しては試合によって入る日と入らない日はありますが、先述したようなプレイは毎試合継続できるので、八村にとっては大きな収穫だったと思います。

前所属チームのワシントンウィザーズではオフェンスの中心的な役割を担っていましたが、豊富なタレントを揃えるレイカーズではそうはいきません。八村以上に得点が取れる選手も多いため、得点以外で試合に貢献することが求められます。
ボールをコントロールする八村 =現地3/15 レイカーズvsロケッツ戦(Getty Images)

ボールをコントロールする八村 =現地3/15 レイカーズvsロケッツ戦(Getty Images)


最近はボールを持っていない時間も味方の選手にスクリーンをかけ、チームのチャンスを作りにいくというシーンも多く、自身の役割を確立していこうという姿勢が見られます。

また八村の得意のオフェンス面も3月に入りシュートタッチも少しずつ改善していき、現在3試合連続で2桁得点も記録しています。これらの結果試合の勝敗がかかる4Qの終盤まで試合に出ている事も直近では増えてきました。

八村に対してレイカーズの監督ダービン・ハムも、彼のアグレッシブな姿勢やリバウンドへの積極性には満足していると話しています。また八村は指導相手としても素晴らしく、耳を傾け、より良くなろうとしている点も賞賛していました。実際に試合中も、タイムアウト時に監督と八村がよく話しているシーンを見かけます。

気になる来シーズンの年俸は?

3月に入り調子が上向きつつある八村は、今シーズン終了後にフリーエージェント(以下FA)になります。FAとは、より良い契約を求めて、選手が現所属チームや新チームと交渉を行うことです。

八村の現在の年俸は約6ミリオンドル、日本円で約8億円になります。(以下、レートは全て2022年3月14日時点)これだけでもとんでもない金額です(笑)

ちなみに今シーズンNBAで1番サラリーを受け取っている選手は、ゴールデンステイトウォリアーズ所属のステフィン・カリーです。年俸は約48ミリオンドル、日本円で約64億円です。桁違いすぎますね。
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文=まっつん(松村英彦)

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