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2023.03.24 08:20

「やり抜く力」のある人材を採用するために、意識していること|OniGO CEO 梅下直也

子どもを育てる立場として今は、自分でできることは自分でやることを促したり、子どもでもちゃんと大人と同じようにリスペクトを持って接するようにしています。もう少し大きくなったら「こんなこともできるんじゃない?」とメンター的な役割で選択肢を広げるサポートができるような親になりたいと思います。

採用基準は「セルフイメージ」の明確さ

──スタートアップ経営者として一番重要な役割は何だと思いますか?

チームとしての生産性を高めることだと思います。スタートアップと他の民間企業の経営は本質的には同じで、利益を出し、事業を加速・成長させることは変わらない。ただし、スタートアップの場合多くの役割を経営者が担うことが当たり前になりがちです。だからこそ、自分がオペレーションに入りすぎず人に任せて生産性を高め、経営者は事業全体を俯瞰できるように仕組み化していくことが重要です。



また、自分の原理・原則を徹底した採用をすることも必要です。それが自ずとカルチャーを創り、強いチームや組織に繋がると考えています。採用で意識しているのは、自分がどうなりたいかという具体的な「セルフイメージ」。5年後になりたい自分と現在の自分にはギャップがありますよね。それを埋めるために、どのようなスキルや経験が必要か。

スタートアップの環境がハードでも、それに見合う経験が得られれば、仮に事業が失敗しても自分にとってプラスだと確信して取り組めると思います。そのギャップが明確に認識できていて、OniGOという環境が自分が目指す姿になるために必要なスキルや経験が得られる最良の場所だと思える人だけを採用しています。結果としてグリット力(やり抜く力)の高い社員のみが活躍していると思います。

──「日本をもっと起業家フレンドリーな国にしたい」というビジョンを掲げています。そのために何をすべきだとお考えですか?

イノベーションを生み出していくうえで、日本に一番足りないものは起業家の数。起業家を支援する機運は高まっていますが、もっと起業家が増えることが重要だと思います。OniGOがさまざまなインパクトを生み出し、成功することで「こういう成長の仕方もある」「こういう経営や運営の仕方もある」と実例を知ってもらい、「自分もやってみたい」と起業家がチャレンジできる土壌を耕すことができればと考えています。また、いまOniGOで活躍しているメンバーが成長し、将来スタートアップ業界でどんどん活躍することで、日本がもっと起業家フレンドリーになっていくと信じています。

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