【3月第2週資金調達まとめ】電動モビリティをシェア、OpenStreetが22億円調達

NearMe

調達額:7億円
調達先:第一生命保険 / 大林組 / 31VENTURES Global Innovation Fund2号 / JTB / トヨタ紡織 / SGインキュベート / 中国電力 / 日本政策金融公庫
備考:シリーズBラウンド / 日本政策金融国庫は融資

タクシーの相乗りマッチングアプリ「nearMe.TaxiShare」や、様々な送迎をドアツードアで行うオンデマンド型シャトルサービス「nearMe. SmartShuttle」などを提供するスタートアップ。

「nearMe.」はタクシーを手配するのではなく、同じ方向にタクシーで行く人を見つけマッチングするサービスだ。

相乗りを実現することによって、通常の料金よりも安く乗れるのがメリットとなっている。

海外ではUberやGrabなどのユニコーン企業が配車サービスを手がけており、簡単に安くタクシーを使うことが出来るのに対し、日本では配車サービスが浸透していない現状の改善を目指している。

2023年3月にはシリーズBラウンドセカンドクローズにおいて第一生命保険、大林組、31VENTURES Global Innovation Fund 2号、JTB、トヨタ紡織、SGインキュベート、中国電力を引受先とした第三者割当増資および日本政策金融公庫からの融資により、総額約7億円の資金調達を実施した。

調達した資金は「nearMe.Airport」を中心とした“スマートシャトル”事業の更なるマーケティング投資に活用し、サービス認知および利用拡大を図る。

Happy Quality

調達額:4億5000万円
調達先:明石吉田屋産業 / エヌエスティー / ベンチャー投資育成研究会 / 商工組合中央金庫 / 静岡銀行 / 浜松いわた信用金庫 
備考:シリーズAラウンド

農業×AIにより農業支援および青果卸売業務を展開するスタートアップ。

同社は農家の減少や高齢化により匠の農業技術が失われるといった農業における社会課題を、テクノロジーで解決するためデータドリブン農業の実践・研究開発を展開している。

これまで、ビックデータやAI、光学センサ等を用いて、高品質・高単価なメロンやトマトの安定生産を実現してきた。

同社が作るメロンはそのままのおいしさでカリウム濃度が通常のメロンの半分という特徴がある。

これにより、カリウムによるピリピリとした刺激を弱め、青臭さ抑えられている。

2023年3月には、シリーズAラウンドにおいて明石吉田屋産業、エヌエスティー、一般社団法人ベンチャー投資育成研究会、三井住友トラスト・パナソニックファイナンスを含む事業会社5社を引受先とした第三者割当増資ならびに商工中金および静岡銀行、浜松いわた信用金庫の融資により、合計4億5000万円の資金調達を実施した。

調達した資金を人材採用の強化やアグリテックの研究開発・製品化に充当するとともに、出資を受けた事業会社とのパートナーシップを構築し、栽培面積の拡大、栽培技術の更なる発展、エネルギーの省力化や節水などによる環境負荷低減に共同で取り組んでいく方針だ。
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文=STARTUP DB

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