メンターとスポンサーについて
プレゼンターとして出席した女性たちの多くが、自身が積んできたキャリアにおいて、メンターやスポンサー(後援者)の支えがいかに重要なものだったかについて語った。シスコのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるフランシーン・カソーダスは「スポンサーは、プロジェクトや新たな役割、昇進などについて決断を下すときにそばにいてくれる人、メンターは特定の分野において学び、成長していくために協力してくれる人」だと説明している。
そして、成功のために欠かせないもう1つのものは、互いに助け合い、支え合い、前進していくための強固なネットワークを築くことだと述べている。
そのほか「重要なこと」に挙げられたのは、次の3つのことだ。
失敗
自分を追い込み、自らに挑んでいくときに失敗はつきものだ。ブレジンスキーによると「失敗していないのは、自分を十分に追い込んでいないから」だという。成功した人たちは「キャリアのあらゆる段階で失敗しているが、それを踏み台にしてきた……そうした失敗によって、強くなれるのだ」と話している。レジリエンス
「ダーウィンは、生き残るのは最も強い者でも、最も速い者でもない。適応できる者だと言った」──ウクライナの大統領夫人、オレナ・ゼレンスカはそう述べ、自国の人々には並外れたレジリエンス(回復力)があると主張した。戦争を生き残るために不可欠なレジリエンスは、仕事との関りを持ち続けるためにも必要なものだ。
聞くこと
ブレジンスキーは、ビジネスを成長させようとしている人の多くは「ただ走り、スピードを上げようとしている」「人の話を聞いていない」と指摘した。そうした状態にある人には、速度を緩め、いまその瞬間に集中することを教えてくれる「弁証法的行動療法(dialectical behavior therapy、DBT)」が効果的だという。
(forbes.com 原文)