ボンネットには、エアアウトレットを装備した。これは幸い、見せかけではなく、きちんとエンジンルームとつながっている。フロントフェンダーのエアアウトレットがその迫力満点の走りっぷりを表現している。空気抵抗やブレーキ冷却のために、こちらもホイールハウスとつながっている。最近の多くのスポーツ仕様車はつながっていないからね。
ラリードライバーや走り好きを安心かつ興奮させる代表的なパーツは、3本出しのエキゾーストにタイヤとブレーキ。GRカローラは、横浜ゴム「ADVAN」の18インチを履き、ブレーキは4ピストン・キャリパーでローターにスリットが入っている。走り好きはこれらを見るだけで、頷くのだ。
コクピットも迫力ある。内装色はブラックのみの設定で、視界に入るパーツをダークカラーで統一し、運転に集中できるようにしている。ハンドル、ギアレバー、ハンドブレーキ、シートなどの赤いステッチ入りと、アルミニウム製スポーツペダル、「GR」ロゴ入りのヘッドレストがその気にさせる。液晶式のメーターパネルは専用デザインで読みやすい。