生分解性はない
ここまでシリコーンの良いところばかり紹介してきたが、デメリットもある。
その丈夫さから生分解性がなく、自然環境に流出するとプラスチックと同じように悪影響を及ぼす危険性があるのだ。
髪をコーティングしてダメージを軽減する目的で多くのシャンプーに使用されていたが、近年はノンシリコーンシャンプーが増えてきている。
私たちにできること
まとめると、シリコーンは安全で耐久性に優れているが、生分解しない素材である。CO2排出量削減の観点でいうとプラスチックよりも環境負荷が低いと捉えることもできる。シリコーンだから環境に優しいというわけではなく使い方次第なので、大切に長く使うことでプラスチックごみを減らすというスタンスで生活に取り入れていくのが良いだろう。
【参考】
・東京顕微鏡院
https://www.kenko-kenbi.or.jp/science-center/foods/topics-foods/8734.html
・信越シリコーン
https://www.silicone.jp/catalog/pdf/rubber_j.pdf
・シリコーン工業会
https://www.siaj.jp/ja/pdf/kitchen.pdf
https://www.siaj.jp/ja/pdf/pamph/carbonbalance.pdf
※この記事は、2022年6月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。