イーロン・マスクが昨年秋にツイッターを買収して以来、同社の広告収入は減少している。マスクはそれを補うために経費削減に努めている。
マスクが買収する数年前に、ツイッターとAWSの間でクラウドサービス契約の約束がなされていた。その契約はツイッターがそのサービスを利用するかしないかにかかわらず有効なままだった。現在に至るまでツイッターはその約束の対象となるサービスをほとんど利用していない。それでも、AWSは契約の再交渉には応じない。また、ツイッターはGoogle(グーグル)とさらに大きな契約を結ぶための再交渉ができないでいるとも記事にはある。
Amazon(アマゾン)の最高経営責任者(CEO)アンディ・ジャシーは、レジなしコンビニ「Amazon Go」8店舗を閉鎖することを決めた。これにより米国内のGoは23店舗になる。いくつかのGo店舗が閉鎖されると最近発表されていた。
閉鎖される8店舗はサンフランシスコの4店舗、残りはニューヨークとシアトルの各2店舗だ。シアトルの2店舗は一時的に閉鎖されていたが、今後は永久に閉鎖される。アマゾンは他の形式で食料品事業を拡大することを依然として計画している。ジャシーは「当社が好む差別化と経済的価値のある『方程式』が見つかれば食料品事業を拡大する」と述べている。
同社はバージニア州北部の第二本社建設も一時停止しており、不動産の必要性をまだ吟味中だ。
従業員1万4000人を収容する第二本社建設の第1期は6月開始が予定されている。アマゾンによると、8000人以上の従業員が第二本社に配属されているという。より大規模な第2期の建設計画は当初は今年後半に集中していた。The Informationは、アマゾンの不動産担当副社長ジョン・シュットラーの「起工を少し延期することを決めた」という言葉を紹介した。シュットラーは着工時期については明言しなかった。
その一方で、アマゾンは今年末までにワシントン州ベルビルにある2つの新しいオフィスタワーに入居する予定だ。また、ジャシーは社員に5月1日から週3日以上オフィスに復帰することを求めている。
ジャシーがアマゾンの成長計画を成功させようと決意していることは明らかだ。そして、その計画には社員が再びオフィスで働くようになるための取り組みも含まれている。アマゾンのような企業にとっては、新型コロナウイルス感染症を過去のものにすべきときだろう。ジャシーは利益を生む会社にするためにあらゆることをやっている。筆者はジャシーが成功すると思っている。
(forbes.com 原文)