昨年は、セコイア・キャピタルとExor Venturesが主導したシリーズAラウンドで2500万ドル(約34億円)を調達した同社は7日、米国でEバイクのマーケットプレイスを立ち上げたと発表した。
アップウェイのトゥーサン・ワティンヌ(Toussaint Wattinne)CEOによると、Eバイクの市場が急成長中の米国では、消費者がより手頃な価格を求めているという。同社は、Cannondale(キャノンデール)やVanMoof(バンムーフ)などの有名ブランドの中古モデルを、徹底したプロセスで整備し、1年間の保証付きで販売している。
「当社のゴールは、消費者に主要ブランドの豊富な品揃えを届けるだけでなく、専門の整備士が安全を確認したリファービッシュ品に、すぐに乗れる安心感を提供することだ」とワティンヌは述べている。
調査会社Grand View Researchによると、世界のEバイク市場の規模は2021年時点で約170億ドル(約2兆3000億円)で、2022年から2030年にかけての年平均成長率は13.5%と予想されている。各国の都市が、自動車の利用を控え、炭素排出量の削減を目指す中で、Eバイクの市場はさらなる拡大が期待されている。
一般的に、Eバイクは高価なアイテムだが、人気の高まりとともに価格も下がりつつある。一方で、Eバイクを月額のサブスクリプションで提供するスタートアップも増加中だ。
(forbes.com 原文)