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2023.03.10 09:30

セコイアが出資、中古Eバイク販売の仏Upwayが米国進出

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ここ数年、欧州や米国のモビリティ分野では、スポーツバイクに電動アシスト機能を追加したEバイクが注目を集めているが、価格の高さが普及の妨げになっている。そんな中、2021年に設立されたフランスのスタートアップ企業Upway(アップウェイ)は、中古のEバイクのリファービッシュ品(整備済み品)に保証をつけて、手頃な価格で販売するビジネスモデルで事業を拡大し、ドイツやベルギー、オランダに拠点を広げている。

昨年は、セコイア・キャピタルとExor Venturesが主導したシリーズAラウンドで2500万ドル(約34億円)を調達した同社は7日、米国でEバイクのマーケットプレイスを立ち上げたと発表した。

アップウェイのトゥーサン・ワティンヌ(Toussaint Wattinne)CEOによると、Eバイクの市場が急成長中の米国では、消費者がより手頃な価格を求めているという。同社は、Cannondale(キャノンデール)やVanMoof(バンムーフ)などの有名ブランドの中古モデルを、徹底したプロセスで整備し、1年間の保証付きで販売している。

「当社のゴールは、消費者に主要ブランドの豊富な品揃えを届けるだけでなく、専門の整備士が安全を確認したリファービッシュ品に、すぐに乗れる安心感を提供することだ」とワティンヌは述べている。

調査会社Grand View Researchによると、世界のEバイク市場の規模は2021年時点で約170億ドル(約2兆3000億円)で、2022年から2030年にかけての年平均成長率は13.5%と予想されている。各国の都市が、自動車の利用を控え、炭素排出量の削減を目指す中で、Eバイクの市場はさらなる拡大が期待されている。

一般的に、Eバイクは高価なアイテムだが、人気の高まりとともに価格も下がりつつある。一方で、Eバイクを月額のサブスクリプションで提供するスタートアップも増加中だ。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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