ドイツの老舗ハーブティーブランド、ポンパドールの製品などを販売する日本緑茶センターは、「世界睡眠デー」(3月17日)を前にして、全国の医師1000人を対象とした「ハーブティーと睡眠」に関する調査を実施しました。それによると、眠れないときに温かい飲み物を飲むといいかとの問に対して、「とてもそう思う」と「ややそう思う」と答えた医師が合計で94.2パーセントでした。理由としては「リラックス効果がある」、「自律神経が整う」、「深部体温を下げる手助けになる」などをあげています。
寝る前に飲まないほうがいい飲み物は、コーヒー、紅茶、緑茶がトップ3。どれも、眠れなくなる成分が含まれているからとのこと。これは医師に聞くまでもないことですね。以上のことから、カフェインなどの眠れなくなる成分が入っていなければ、温かいというだけでも効果があるとわかります。
では、ハーブティー(カモミール)はどうでしょう。実際に睡眠にいい成分が入っているのでしょうか。この質問でも、「はい」と答えた医師は9割を超えました。そして、眠れないときに飲む飲み物しててハーブティーは適しているかとの問には、「とてもそう思う」が32.9パーセント、「ややそう思う」が55.3パーセントでほぼ9割という結果でした。大阪府の20代の医師は、「睡眠促進作用があるから」と答えています。
たしかに、カモミールにはアピゲニンと呼ばれるフラボノイドが含まれていて、神経系の活動を沈静化してくれる働きがあるとのことです。この調査では、有効成分は明記されていません。あくまで医師の感想です。ただ、これだけの医師が寝る前に飲むといいと考えているからには、ある程度の効果は期待できそうです。パジャマに着替えて、静かな音楽でも聞きながら温かいカモミールティーを口に含むと、あのお花の香りが口の中に広がって、それだけでもリラックスできます。その効能は、単に気分によるものが大きいのかも知れませんが、1000人中900人の医師が認めていると思うと、効き目がアップしそうな気がします。
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