「できる」と信じ込むために努力もする。他人の評価軸ではなく、自分で自分を讃えられるように
──まさにピンチをチャンスに変えられたんですね。ビジネスを始めて5年、大変だったこともあると思うんですが、Yumicoさんなりの乗り越え方があれば教えていただきたいです。ビジネスを始めた頃、夫の会社は倒産していたし私は専業主婦だったので社会的信用が低く、なかなか場所を借りることができなかったんですよ。YumiCoreBodyは階段が抜けちゃうようなボロアパートから始まった。何の知識も実績もない頃から私を信じてくれた生徒さんやトレーナーには感謝しかないです。
こう見えて私も結構つらい経験もしてきたし、日々悩んだり落ち込んだりすることもあります。でも心がけているのは「できる」と思い込むこと。言霊はあると思うんですが、思ってもいないことを言葉にしても意味がなくて。「できる」と信じ込むために、努力をする。ボディメイクも、ゼロから始めた私が「できる」と信じ込むために、自分の身体で研究しながら実践を重ねて本当にできるようになった。
今でもトレーナー仲間が独立して辞めていくときは、大事な存在であるからこそ、ダメージは受けます。でも最近は、YumiCoreBodyを離れてもきっと同じ方向を見ていて、誰かの身体を改善して幸せな人を増やしていく仲間なんだと思えるようになった。困難なことにぶち当たったときは、そうやって心の持ち方を変えて乗り切っています。
──考え方をポジティブなほうへと変換されるんですね。
何事も「他人軸」ではなく「自分軸」で考えた方がいいと思うんです。
私も以前は、自己肯定感を上げるために他人に評価されたいって思っていました。でも他人の評価は、人気が出れば持てはやされるし、人気が落ちてきたら見向きもしなくなる。そういうものなので、他人の評価によって自分が揺らぐ必要はない。
他人からの評価で自分を決めず、人と比べずに自分の芯を持つこと。努力もして、自分で自分をすごい!と思えるようになることが大事だと心から思っています。
──Yumicoさんは生徒さんの味方であると同時に、誰よりも自分の味方でありますよね。私もサラリーマン時代は、他人の評価軸で生きていて、会社で評価されるために長時間労働をして心身の体調を崩したことがあります。自分がどうしたいかもよくわからなかったけど、事業を始めてから自分の軸を持てるようになって、生きやすくなりました。
もっと勝手でいい。健康で美しい心身を自分で整えていくために
──Yumicoさんの1日のスケジュールを教えていただけますか?多忙な毎日、どうやって仕事と子育て、ご自身の心身のバランスをとっているのか気になります。スケジュールは日によって違うんですが、忙しい日は朝9時半から夕方までレッスンをして、帰宅して子どもの習い事の送り迎えやご飯をつくって、そこからまた夜レッスンに行くこともあります。あえてレッスンを入れない日をつくっているんですが、Instagramの質問に応えたり勉強したりトレーナーとランチに行ったり、結局仕事に関わることをずっとしていますね。
仕事と育児の両立はできているかはわかりませんが、1日の中で必ず子どもたちとコミュニケーションを取る時間はつくるようにしています。送り迎えをする車の中で話すとか。物理的な時間で言えば、仕事のほうが割合が多いけど、子どもたちと会話をする時間をちゃんと持つことで、両立を目指している感じです。