国内

2023.03.07 18:00

【3月第1週資金調達まとめ】アストロスケールが101億円を調達

コネクトロボティクス

調達額:17億円
調達先:あおぞら企業投資 / アグリビジネス投資育成 / 商工組合中央金庫 / 安川電機 / 山梨中央銀行 / 日本政策金融公庫 / 菊池製作所 / 静岡銀行 / ホシザキ / 三菱HCキャピタル / 寺岡精工
備考:シリーズBラウンド

惣菜盛付ロボット「Delibot」などの飲食業向け調理ロボットシステムを開発・販売するスタートアップ。

「Delibot」は、食品産業の中でも生産性が低く自動化が進んでいない惣菜業界の盛り付け工程をサポートするロボットシステムだ。

ポテトサラダのような不定形な食材を決められた重量を計測して掴み、製品トレーに盛り付ける工程を4台で1時間1000食という一般的な食品工場で求められるスピードに対応して自動化する。

マグネット式のハンドを取り替えることで、種類の異なる惣菜や異なるサイズのトレーに盛り付けることもできる。この他にたこ焼きロボット「OctoChef」、食洗ロボット「Dish Washing System I・Ⅱ・Ⅲ」なども開発、展開している。

同社はこれらの製品によって我々が普段行くようなお店や公共施設、家庭といったより身近なところにロボットを導入し、日本の飲食業の人材不足を解消することを目指している。

2023年2月には資本業務提携を中心としたシリーズBラウンドにおいて、寺岡精工、ホシザキ、菊池製作所、三菱HCキャピタル、アグリビジネス投資育成、安川電機を引受先とした第三者割当増資と、あおぞら企業投資、静岡銀行、山梨中央銀行、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫の融資により総額17億円の資金調達を実施した。

今回調達した資金とパートナーシップによって、食産業を革新するロボティクスサービスの開発と量産体制を構築する方針だ。

CAMPFIRE

調達額:10億6000万円
調達先:SBIホールディングス / RFIアドバイザーズ / みずほキャピタル / みずほ証券 / ギフティ / ミネルバ・グロース・パートナーズ / 日本政策金融公庫
備考:ギフティ、みずほ証券とは業務提携を締結

国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営する企業。

”個展を開催したい ”、”CDをつくりたい”など、大小かかわらずすべての挑戦者の声を、インターネットを通じて多くの方に届け、充実のサポート体制で支える。

さらに起案者は同サービスのメッセージ機能を活用することで、パトロンとのコミュニケーションを円滑に取ることができる。

2021年4月時点で4万9000件以上のプロジェクトを掲載し、支援者数は延べ480万人以上、流通金額は410億円に達している。

2023年3月にはSBIグループをリード投資家として、RFIアドバイザーズ、Minerva Growth Partners、ギフティ、みずほ証券、みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資および日本政策金融公庫からの借入により、10億6000万円の資金調達を実施した。

調達した資金はクラウドファンディングの更なる利用拡大を期しての体制強化に充当するとともに、ギフティ、みずほ証券と業務提携をし、新たな取り組みを開始する予定だ。

文=STARTUP DB

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事