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2023.03.06 11:00

女優グウィネス・パルトロウのVCが100億円調達、Web3などに投資へ

グウィネス・パルトロウ(Getty Images)

グウィネス・パルトロウ(Getty Images)

米国の女優でウェルネス業界の起業家として知られるグウィネス・パルトロウが設立したベンチャーキャピタルが、7500万ドル(約100億円)の資金調達を目指している模様だ。ニュースサイトAxiosが3月2日に報じた。
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女性向けのライフスタイルブランドのGoop(グープ)を運営するパルトロウは、Axiosによると、コスメ業界の起業家のMoj MahdaraとともにベンチャーキャピタルのKinship Venturesを設立し、さらなる事業拡大を目指すという。また、アーリーステージのテクノロジー企業やWeb3のスタートアップに投資を行う予定とのことだ。

Pitchbookのデータによると、Kinship社はウェルネス関連やコスメ分野に特化したベンチャーキャピタルで、昨年4月に暗号資産決済のスタートアップMoonPayが実施した8700万ドルの調達ラウンドに、ドレイクやポスト・マローン、パリス・ヒルトンらとともに参加していた。

『アイアンマン』や『恋におちたシェイクスピア』などの映画の演技で知られるパルトロウは、2008年にニュースレターのGoopを立ち上げてEコマースサイトを設立し、米国のウェルネスブームを牽引する企業に成長させた。
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2018年のシリーズCで5000万ドルを調達したGoopは、2020年のネットフリックスのドキュメンタリー番組『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』で注目を集め、幻覚キノコを使ったセラピーや、エネルギー療法などで疑似科学を推進したことで一部から批判も浴びていた。ニュースサイトInsiderは2021年に、低賃金などを理由にGoop から140人以上の従業員が離脱したと報じている。

パルトロウは、セレブリティからビジネス界に転身し、自らの投資会社を立ち上げた多くの著名人の1人だ。キム・カーダシアンは、補正下着ブランドのSkimsとスキンケアラインのSkknを成功させ、昨年9月に投資会社のSKKYを設立した。セリーナ・ウィリアムズも2017年にSerena Venturesを設立し、2022年に1億1100万ドルを調達していた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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