Kenya Electricity Generating Company(ケニア電力開発公社)経由で電力を供給しているKenya Powerは「システム障害のためにケニアのさまざまな地域で大規模な停電が起きている」と声明で発表した。
同社はケニアのエルドレット、キスム、ナクルの一部では電力が復旧したことを追加発表し、初期の情報は高圧送電線の故障が停電の原因であることを示していると語った。
ケニアのニュース機関The Starは3日に、同国が過去1年にわたって電力供給低下の中で需要が高まっていることを、Kenya Powerの情報筋の話として報じていた。
同社は「できるだけ短期間に正常状態に復旧させる」べく作業していると話している。
ケニアが全国規模の停電に直面したのはこれが初めてではない。Kenya Powerは2022年11月の停電の際に原因を「システム障害」であると発表し、その10カ月前にも首都ナイロビと水力発電所をつなぐ高圧送電線の切断のために停電が起きていたことをロイターは伝えている。
5620万人。これは国連の推計によるケニアの人口だ。同国最大の都市、ナイロビは2019年に最新の推定人口を430万人と報告した。
南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は、先月全国的な「非常事態宣言」を発出した。同国も電力危機に直面し、連日最大10時間の停電に耐えなければならなかったとニューヨーク・タイムズは伝えている。
(forbes.com 原文)