働き方

2023.03.04 08:00

職場に寝泊まりしてまで働いたツイッター社員の解雇で思うこと

Getty Images

橋の新素材を開発したり、人命を救うイノベーションを起こしたりしている技術者の中に「スマートフォン」を持っているがゆえに画期的な仕事をストップさせてしまう人がいないことを願う。筆者は日中パソコンで作業しているときはスマホを充電しておくようにしている。
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携帯電話の通知から始まったが、最近はすべて手に負えなくなってきた。ほとんど仕事ができないほど携帯電話は私たちの注意をそいでいる。筆者は昨年初めに生産性に関する本を出版したが、その過程で発見したのは、通知などの介入が実は仕事の流れを良くするどころか、阻害しているということだ(ちなみに、今すぐワークライフバランスを改善し、生産性を高めるために2つの簡単なことを実行することを強くお勧めする。まず、すべての通知をオフにすること、そして暮らしの邪魔になるアプリを削除することだ)。

常に働くことに対する解決策はあるのだろうか。

1つの大きなヒントは、仕事と現代における仕事の意味について厳しい選択をすることだ。まず、通常の勤務時間を設定することから始める。そして、気を散らすだけの不要なアプリを削除し、通知を無効にした後、内省してみるのもいいかもしれない。そもそも、なぜそんなにも働いているのか。どれくらいの頻度で気が散っているのか。オフィスを出た後も仕事を続けているのか。それはなぜか。
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このような質問をすることで、少なくとも何が懸命に働く原動力になっているのか、そしてそれが効果的なのか、ある程度明確にすることができる。それは成功や自分の価値を証明するためのものなのだろうか。日中により賢く働くことで、夜働かなくても文字どおり同じだけの成果を上げることはできるだろうか。1日中働くのを止めて、自分の動機についてもっと考えたらさらに達成できるのではないかとさえ思う。

人生には仕事以外にも多くのものがあることに気づくかもしれない。そのとき、私たちは携帯電話をいじるのをやめ、本当に大切なものに目を向けることができるかもしれない。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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