同社は、CO2算出や削減案の提案などを行うクラウドサービス「アスゼロ」を提供している。受注額は毎月平均1.9倍で成長し、導入社数は2500社を突破した。
また2022年11月から開始した、「ESGクラウドレーティング」の利用者も急増しているという。同サービスは、アスエネ導入企業の取引先のESG経営レベルを7段階スコア化するものだ。
さらに同月、シンガポールに初の海外法人を設立し、グローバル展開に乗り出した。アスエネ代表取締役CEOの西和田浩平(にしわだ・こうへい)は、海外戦略についてこう述べる。
「我々の株主には、シンガポールの政府が所有する投資会社テマセクグループのVC『Pavilion Capital(パビリオンキャピタル)』がいます。すでに現地企業の受注も進んでいますが、テマセクグループのネットワークや顧客基盤を活用することで、シンガポールをはじめとしたアジアを攻めていきます」