バクによれば、ボバxアイスクリームは目下、サプライチェーンの潜在的な問題に対処するために、米国内で自社製ボバを製造することを目指しているという。
「米国のボバは、従来も現在も、台湾や(その他の)アジア地域からすべて調達されています」とバクは強調する。「これは、ボバを扱う会社にとって、サプライチェーンだけでなく、予測や輸送が遅延する可能性という点でも問題になります」実際、2021年にはボバが不足する事態になった。
さらに、バクはこう続ける。「当社はこうした事態を、将来のサプライチェーン問題を解消して、最終的に当社の研究開発を管理し、フレーバー開発における材料調合や柔軟性を改善するための大きな機会ととらえています。すでに、ボバの自社製造に向けて進んでおり、今年中にこのプロセスに関する知的財産権を取得するつもりです」
大坂なおみやデイビッド・グラットマンがシードラウンドに参加
米国での事業開始にあたり、ボバxアイスクリームは、早くも著名な出資者を複数獲得した。シードラウンドには、Groot Hospitality(グルート・ホスピタリティ)の創業者デイビッド・グラットマンや、テニスのスター選手大坂なおみも参加した。大坂とともにマネジメント会社Evolve(エボルブ)を創業したスチュアート・デュギッドは、次のように述べている。「我々は、スポーツの枠を越えた新たな機会に注力しており、ボバxアイスクリームのチームは、アイスクリーム分野にまったく新しいポジティブなものをもたらしつつあると確信している。ボバはいまや世界中で親しまれている。初期のパートナーとして、アイスクリームの刺激的な新ブランドと連携できることをうれしく思っている」
(forbes.com 原文)