Ticketmasterは、議会がアーティストに、第三者販売を制限するなど、チケット転売ルールを設定する権限を与えることを望んでいる。
2010年にLiveNation(ライブネイション)と合併した後、コンサートとチケット販売業界の広い範囲を支配している同社は、投機的なチケット、つまり販売者が所有していないチケットを販売することを違法とするよう議会に要求した。これはダフ屋がよく使う手口であると同社は述べている。
Ticketmasterは、議会は自動化されたボットを使ってチケットを大量購入することを防ぐことを目的とした2016年の「BOTS Act(Better Online Ticket Sales Act)」を拡大し「法律を破る者の抑止を強化する」べきだと述べた。
同社は以前からボットを断罪してきた。1月に行われた上院司法小委員会の公聴会で、LiveNationのジョー・バーチトルド社長は、スウィフトのコンサートチケット先行販売時にサイトがクラッシュしたのは、ダフ屋によるサイバー攻撃のせいだと非難している。
また、先月の公聴会でのチケットの追加料金に関する苦情を受け、追加料金を含むチケット料金の全額を顧客が最初から把握できるよう、料金の透明性を義務付けるよう議員に呼びかけた。
Ticketmasterは、今回のスウィフトの騒動について、ダフ屋や規制されていないオンラインの販売を非難しているが、議会は、この問題はTicketmasterと、その業界における「支配的地位」によるものだと考えている。