11回目となる今年のランキングで首位に立ったのは、南イタリア・プーリア州の海岸沿いに位置するポリニャーノアマーレだ。美しい海岸線や白い石畳の路地、新鮮な海産物で知られるこの町は、夏の旅行先として有名で、大きな岩の岬の間に、コバルト色の海に臨む小さな砂浜がある。
毎年夏になるとレッドブル主催の岸壁クリフダイビングイベントが開催され、プロの飛び込み選手が輝く海に飛び込む様子を見ようと多くの人が集まる。
海辺の遊歩道には小さな店が軒を連ね、午後の散策にぴったりだ。1295年に建てられたシンプルなデザインのサンタ・マリア・アッスンタ教会のほか、狭い通りの両側には白しっくい塗りの建物が並び、豪華な石の装飾が施されたパラッツォ(邸宅)もある。
食事でお勧めなのは、新鮮な海産物を使ったメニューだ。レストランでは前菜として、生のムール貝やカキ、エビなどをふんだん使った「ペッシェクルード」が出されることが多い。
パスタは、ウニのソースを使った独創的なメニューや、トマトソースにさまざまな海産物を合わせた伝統料理「アッロ・スコーリオ」などが楽しめる。メインディッシュには、魚のグリルや、海産物の揚げ物の盛り合わせ「フリット・ミスト」がお勧めだ。
(forbes.com 原文)