Forbes JAPANの連載では、NBAに少しでも興味がある方に、週1回、NBAの最新情報や注目ポイントをお届けできればと思います。
(前回:八村塁レイカーズ電撃移籍の裏側 チームの「切り札」になれるか)
ここ最近、NBAは試合が行われていませんでした。「え!試合やってないの?なんで?」って思ったそこのあなた!安心してください。オールスターというお祭りが開催されていたのです。
NBAオールスターとはNBAオールスターゲームというファン投票で選ばれたスーパースター達が試合をするというメインコンテンツの他に、選抜された若手たちが試合をするライジングスターズや、ダンクコンテストや3ポイントコンテスト、チーム別でミニゲームを戦うスキルズチャレンジといった、さまざまなイベントが開催される祭典です。
僕は中学生の頃、友人の兄が録画したオールスターのビデオを友人と見てその後、公園で日が暮れるまで1on1を楽しんでいた記憶があります。青春ですね。
そんな僕にとっても思い出深いオールスターが2月18日から20日(現地17日~19日)にかけて開催されていました。毎年開催地は変わりますが、今年はユタで行われました。
今日はオールスターをどう見れば、より楽しめるのか?という視点もお伝えしながら、ダイジェストでオールスターを振り返りたいと思います。
初日はライジングスター!海外選手にも注目
まず、初日の2月18日(現地17日)では、Jordanライジングスターズが開催されました。選抜された若手が複数のチームに分かれてトーナメント形式で対戦していきます。
最近のNBAは渡邊雄太選手や八村塁選手のように海外出身が多くなり、今回のライジングスターズの選出でも9名の選手が海外出身でした。
こういった海外出身の選手も多く取り入れることで海外でのNBA認知を高めていますね!単純に海外のバスケ選手のレベルが上がっているということが一番大きいのですが。
個人的に注目していたのが、今季から独り立ちしてきているロケッツのアルペラン・シェングンです。決してカッコいい!と思えるプレイではないのですが、頼りになるプレイが僕は大好きです。ちなみにシェングンも海外出身で、トルコの選手です。
チームにはそれぞれ元NBA選手が、ヘッドコーチを努めます。昔の選手が登場するのも、歴史を感じられて楽しいものです。
今回は特定の選手にマイクが装着されていて、会話を聞きながらプレイを見ることができるのも面白かったです。NBA選手は僕たちが想像をしている以上に常に会話をしているのだなという学びがありました。
ダンク以外でも会場を沸かせる鮮やかなパスなどもあり、バスケットはエンターテイメントとして非常にレベルの高いスポーツだなと感心しっぱなしでした。
試合は進み、決勝へ!1回戦よりも少しタイトなディフェンスをしているように感じました。スコッティ・バーンズは、まさかりのような強烈なダンクを会場に轟かせていました。
決勝は、シュートの入れ合いで盛り上がりました。