今回のシリーズDラウンドはGeneral Atlanticが主導し、Summit Partners、Version One Ventures、Tech Pioneers Fundなどの複数の既存投資家が参加した。
サム・ピラー(Sam Pillar)最高経営責任者(CEO)は今月7日の発表で、同社のプラットフォームは小規模事業者のニーズに応えるもので、「最も気にかけているのは、当社の顧客である小規模事業者の成功だ」と述べている。新たな調達資金は、研究開発や営業、マーケティング、新規顧客の獲得に投じる予定という。
ジョバーは、60カ国で20万人以上の利用者を獲得し、業務の管理や請求書の発行、見積書の作成などの機能を提供している。2022年に同社の顧客が生み出した収益は130億ドル(約1兆7500億円)以上に達したとされる。
Shawn Cadeau最高収益責任者(CRO)は「これまでの成長を誇りに思っているが、本当のチャンスはこれからだ。北米だけでも620万社以上のホームサービス事業者が毎年6000億ドル(約81兆円)以上のサービスを提供しており、当社はこの分野で大きく事業を拡大できる」と述べている。
ジョバーは現在約600人を雇用しており、その大半がカナダを拠点としている。また、米国と中南米でも若干の従業員を抱えている。今回の投資の一環として、リードインベスターのGeneral Atlanticのマネージングディレクター、アーロン・ゴールドマンがジョバーの取締役に就任した。
ジョバーは2021年のSummit PartnersとOMERS Venturesらが参加した調達ラウンドで6000万ドル(約81億円)を調達していた。同社の競合のHoverなどの企業も、新型コロナウイルスの流行を受けて投資家が小規模事業デジタル化の機会を見出す中で、大規模な資金調達を実施していた。
(forbes.com 原文)