AP/NORCが2月14日に発表した世論調査によれば、共和党支持者のうちヘイリーを候補者として希望すると回答した人はたったの1%だ。それに対して、フロリダ州知事ロン・デサンティスを希望する人は22%、トランプを希望する人は20%だった。一方、調査会社モーニングコンサルトが2月14日に発表した、共和党候補者に関する世論調査では、ヘイリーを大統領候補として支持すると答えた人はそれよりも少し多く、3%だった(デサンティス31%、トランプ47%)。
共和党の候補指名争いに名乗り出る人は、今後も続くだろう。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが2月13日に報じたところによれば、サウスカロライナ州選出の上院議員ティム・スコットが出馬に向けて動いている。また、トランプに対抗できる共和党の有力者と目されるデサンティスは、出馬の決断を目前にしていると、政治専門紙ザ・ヒルは報じた。
これまでのところ、共和党候補に名乗りを上げる可能性があると言われているのは、前副大統領のマイク・ペンス、元国務長官のマイク・ポンペオ、元アーカンソー州知事のエイサ・ハッチンソン、現ニューハンプシャー州知事のクリス・スヌヌだ。女性候補はヘイリーだけになる「見込み」だとアクシオスは述べている。
米紙ニューヨーク・タイムズによる2月1日の報道によると、出馬が予想される政治家の多くは、表明するには時期尚早と慎重のようだ。トランプからの攻撃を避けたいということもあるし、選挙でアピールできるよう政治家として点数を稼ぐことを優先させているか、あるいは、トランプが起訴されるかどうかを見極めたいのかもしれない。
(forbes.com 原文)