昨年12月に公開されたこの映画は、全世界で22億4300万ドル(約3006億円)の興行収入を記録している。この金額は、公開10週目の週末に『タイタニック』が記録した22億4200万ドル(約3005億円)を上回った。
キャメロン監督は、これまで歴代興行収入トップ4の映画のうち、1位の初代『アバター』、3位のその続編『ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』、4位の25年前の『タイタニック』の3作品を監督している(歴代2位は2019年の『Avengers: Endgame(アベンジャーズ/エンドゲーム)』)。
ハリウッド・レポーターは、アバター続編の制作費が、マーケティングやプロモーション費用を除いて3億5000万ドル(約469億円)だと推定しており、キャメロン監督は、この映画が採算分岐点に達するためには史上3位か4位の興行成績が必要だと語っていた。
一方、17日に公開された『Ant-Man and the Wasp: Quantumania(アントマン&ワスプ:クアントマニア)』は3日間で1億400万ドル(約139億円)の米国の興行収入を記録し、ランキングに1位でデビューした。ディズニーは、この映画の興収が20日のプレジデント・デーの祝日までの4日間で1億1800万ドル(約158億円)に達すると予想している。ポール・ラッドがスーパーヒーローを演じるこの映画は、Rotten Tomatoesのオーディエンススコアが84%(批評家スコアは48%)、CinemascoreではBグレードを獲得している。
スーパーボウルの影響で映画が低調だった10日からの週末のランキングは、830万ドル(約11億円)を記録したコメディドラマ『Magic Mike's Last Dance(マジック・マイク ラストダンス)』が制していた。
『ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』のヒットにより、これに続くシリーズへの期待も高まっている。キャメロン監督は3作目、4作目の製作がすでに進んでいると語っている。
(forbes.com 原文)