映画

2023.02.20

アバター続編が興収3000億円、「タイタニック」を抜き歴代3位に

ジェームズ・キャメロン監督(Getty Images)

Disney(ディズニー)によると、2009年の大ヒット映画『Avatar(アバター)』の続編『Avatar: The Way of Water(アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター)』の興行収入が、1997年の『Titanic(タイタニック)』を突破して歴代3位となり、ジェームズ・キャメロン監督に巨大な成功をもたらした。

昨年12月に公開されたこの映画は、全世界で22億4300万ドル(約3006億円)の興行収入を記録している。この金額は、公開10週目の週末に『タイタニック』が記録した22億4200万ドル(約3005億円)を上回った。

キャメロン監督は、これまで歴代興行収入トップ4の映画のうち、1位の初代『アバター』、3位のその続編『ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』、4位の25年前の『タイタニック』の3作品を監督している(歴代2位は2019年の『Avengers: Endgame(アベンジャーズ/エンドゲーム)』)。

ハリウッド・レポーターは、アバター続編の制作費が、マーケティングやプロモーション費用を除いて3億5000万ドル(約469億円)だと推定しており、キャメロン監督は、この映画が採算分岐点に達するためには史上3位か4位の興行成績が必要だと語っていた

一方、17日に公開された『Ant-Man and the Wasp: Quantumania(アントマン&ワスプ:クアントマニア)』は3日間で1億400万ドル(約139億円)の米国の興行収入を記録し、ランキングに1位でデビューした。ディズニーは、この映画の興収が20日のプレジデント・デーの祝日までの4日間で1億1800万ドル(約158億円)に達すると予想している。ポール・ラッドがスーパーヒーローを演じるこの映画は、Rotten Tomatoesのオーディエンススコアが84%(批評家スコアは48%)、CinemascoreではBグレードを獲得している。

スーパーボウルの影響で映画が低調だった10日からの週末のランキングは、830万ドル(約11億円)を記録したコメディドラマ『Magic Mike's Last Dance(マジック・マイク ラストダンス)』が制していた。

『ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』のヒットにより、これに続くシリーズへの期待も高まっている。キャメロン監督は3作目、4作目の製作がすでに進んでいると語っている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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