製品

2023.02.18

「イヤホン内蔵」の画期的スマートウォッチ、ファーウェイが発売

(C)HUAWEI WATCH Buds HUAWEI

スマートウォッチは、ジムなどで運動をしながら音楽を聴くことに使えるが、そのためにはイヤホンが必要になる。だが、中国通信機器大手ファーウェイの新型スマートウォッチを買えば、イヤホンを家に忘れてしまう心配がない。

同社が544ドル(日本では7万1280円)で発売するスマートウォッチ「Huawei Watch Buds」は、内部に小型の専用イヤホンを格納している。本体のボタンを押すと、盤面が蓋のように開き、その中からイヤホンが現れる仕掛けだ。

ファーウェイは、ウォッチ部分とイヤホン部分のいずれも手を抜かなかったようだ。ウォッチには最新のAMOLEDディスプレイを搭載し、心拍数モニターや睡眠トラッキング、血中酸素飽和度(SpO2)の検出機能を備え、80種類のスポーツモードが利用できる。

一方、小さな弾丸のような形をしたイヤホンは、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、「アダプティブ・イヤーマッチング・テクノロジー(AEM EQ)」という技術によって、左右を気にせずに装着できるという。また、通話にも対応している。

この驚くべきイノベーションの背後にあるアイデアは、イヤホンを家に忘れたり、無くしてしまう心配をなくすことだ。使用を終えたイヤホンは、ウォッチの中に格納して充電できるので、荷物の中に紛れ込んで行方不明になることを避けられる。万が一紛失してしまった場合でも、ウォッチのアプリの「イヤホンを探す」をタップすると、イヤホンを見つけ出すことができるという。

1回の充電で3日間の使用が可能という。すでにクラウドファンディングで予約注文を受付中で、発送は4月中旬以降とされている。

forbes.com原文

編集=上田裕資

ForbesBrandVoice

人気記事