国内

2023.02.17 08:15

売り上げ、離職率が3割改善 カケアイの「1on1」が効果的な理由 

カケアイCEOの本田英貴。ユーザーからのありがたい声や、機能リリースなど、事業成長につながるイベントが起きると鐘を鳴らす(撮影=曽川拓哉) 

「これまでのデータから、1on1は『部下が期待していることを、上司が理解できているかどうか』が大きな差を生むことが分かっています。 
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一緒に考えて欲しいのか、意見を聞きたいのか、アドバイスはいらないけれどとりあえず報告したいだけなのか。 マネジャーに求められるとされるスキルには、傾聴力やコーチング力などさまざまなものがありますが、ほとんど結果に関係ないんです。もちろんあるに越したことはないですが、例えば、部下にとってアドバイスが欲しいのに、ただ上司が話を聞いているだけの1on1は意味がないですよね」

カケアイは、1on1を行う際に部下が「話したいトピック」と「上司に求める対応」を事前に選択することでズレを防ぐ。 他の導入企業のマネジャーの事例から対応のヒントを得ることも可能だ。 

提供=カケアイ 

今後は海外マーケットへの参入も 

カケアイは今、学校や病院といった企業以外の場でも導入が始まっている。本田は、今後の展望を次のように話す。 
 
「大手企業の導入を中心に伸びてきましたが、現在は従業員数名の組織での利用も増えています。

海外展開にも注力していきます。すでに40カ国以上で利用されているのですが、今年は緻密に戦略を練ってユーザー拡大を図っていきます」 
 

オフィス壁面に記された、カケアイのパーパスとバリュー 

取材・編集=露原直人 文=小野瀬わかな 撮影=曽川拓哉

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