バレンタインデーに米国のシングルたちに知らせたかった5つのこと

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もしあなたがシングルで、バレンタインデーに寂しさのようなものを感じていたとしても、そうした気持ちでいたのは間違いなく、あなただけではない。

ピュー・リサーチ・センターが米国の成人を対象に実施、6034人から回答を得た調査によると、回答者の30%はシングル(結婚していない、パートナーと同居していない、または真剣な恋愛関係にある相手がいない)だった。

シングルの人の割合は、30歳未満が最も高く47%、30〜49歳は21%、50歳以上は30%だった。また、シングルだと答えたのは、18~29歳では男性の63%、女性の34%だった。30~49歳では男女ともに割合が減り、男性は25%、女性は17%となっていた。

一方、50歳以上では男女の割合が逆転していた。50~64歳は男性の28%、女性の30%、そして65歳以上では男性の25%、女性の39%がシングルだと回答した。

ピュー・リサーチ・センターは、2022年7月5~17日に実施したこの調査の結果から明らかになった「米国のシングルの成人に関する事実」を、バレンタインを前にウェブサイトに掲載した。以下、その5つの事実を紹介する。

1. 若い男性は約6割がシングル

ここでいう「若い」は気持ちや服の好などではなく、実年齢。30歳未満を指している。

2. シングルの大半がキューピッドの矢が刺さるどころか「かすめる」ことにも関心がない

回答者の57%が「恋愛関係も、カジュアルな関係も求めていない」と答えている。そのほか「カジュアルな関係のみに関心がある」人は7%。「どちらの関係にも関心がある」人は22%「真剣な恋愛関係のみに関心がある」人は13%だった。

3. 交際相手を求めるシングルの割合が減少

恋愛関係でもカジュアルな関係でも、交際相手がほしいと考える成人の割合は、2019年には49%だった。だが、2022年には42%に減少している。

男女別にみると、男性は61%から50%に、女性は38%から35%に減っていた。

4. 考え方に男女差がある

「カジュアルな関係の相手だけを求める」という人は、男性の19%、女性の15%だった。一方、シングルの成人のうち「真剣な恋愛関係のみを求める」人の割合は女性の41%、男性の25%となっていた。

5. 交際相手を求める人の約半数が過去1年間にオンラインデートを経験

具体的には、18~49歳の53%、50歳以上の25%が、オンラインデート・サイトや、マッチングアプリなどを使用していた。

結果の信頼度は?

注意すべきことは、これらの結果は特定のサンプルの、ある一時点における考えに基づいているということだ。全米の成人の考えを反映するように抽出されたサンプルから得た回答ではあっても、実際にどの程度、正確に反映されているかはわからない。人は、年齢、性別、人種、民族、地理的な影響に基づいて考えられる以上に、ずっと複雑で、多様なものだ。

さらに、この調査ではサンプルとして選んだ7374人のうち6034人から回答を得ているが、アンケートに回答した人とそうしなかった人の考えが、大きく異なっていた可能性もある。また、アンケートに応じたすべての人が、すべての質問に完全に正直に答えているとは限らない。

では、これらの結果を、どう見るべきなのだろう? 忘れてはならないのは、あなたがいまシングルであろうとなかろうと、決して「1人ではない」ということだ。

人生がいつ、どのような方向へと劇的に変化するか、それは誰にもわからない。調査結果だけを信じて、自分の今後を断定することはできない。結果はただ、実際に私たちが「いつでも、1人ではない」ことを示している。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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