i-plugが運営する新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」が2024年に卒業予定の学生を対象に、居住地に関する調査を行ったところ、家族や地元愛を秘めている人が多くいることがわかりました。
まず、大学へ進学した際に地元を離れたと回答した人は、34.8%で、昨年の調査(2023年卒業生)より4%近く減っており、地元近くの大学へ多くの人が進学していることがわかります。
また、地元を離れたと回答した人に、地元に戻る価値観について聞いたところ、「いずれは地元に戻りたい」「すぐにでも地元に戻りたい」と回答した人を合わせると44.0%に上りました。
地元に戻りたい理由としては、「親や親戚、実家の近くに住みたいから」が34.6%でトップ。続いて「地元の環境が魅力だから」が29.4%、「特に理由はない」が13.6%となっています。昨年の調査と比べて1位、2位は変わらないものの、割合は減っています。逆に3位の「特に理由はない」がぐんと伸びていることを考えると、知らない土地より知った土地のほうが落ち着くというような、精神的なものではないかと推察します。
地元へ戻るタイミングとしては、「親/親戚の介護が必要になったら」が36.8%と最多で、続いて「大学を卒業したらすぐに」が24.7%、「親/親戚から地元へ帰ることを求められたら」が20.3%となっており、自分自身のキャリアや働き方で地元にもどるというより、家族愛から地元へ戻る人が多いことがわかります。ただ、5位に「結婚したら」(18.6%)がランクインしており、ライフステージが変わるタイミングで仕事も居住地も考えるという人が増えているようです。
最近は、リモートワークによって勤務先近くに住まなくても十分仕事ができる環境になり、自分が望むライフステージを組みやすくなっているかもしれません。地元愛と仕事、ワーク・ライフ・バランスの観点から就職先を選ぶというのも一考です。
出典:i-plug就活生を対象とした「希望する居住地に関する調査」より