7. ソーシャルコマースが勢いを増す
2023年にソーシャルコマースは、ブランドと消費者の両方から頻繁に利用されるようになるとプリングルは予測する。利用者にとってソーシャルコマースが、よりスムーズで直接的な体験を作り出していることがその理由だ。見込み客を「プロフィル欄のリンク」へ誘導するような施策は、もはや必要とされないだろう。インフルエンサーと、創造性に富んだソーシャルコンテンツが、マーケティングの最重要ポイントになるという。8. 動画とテキストを融合したコンテンツが、2023年最良のマーケティング戦略になる
プリングルは、ウェブサイトには今でもテキスト情報が必要と考えている。しかし、商品をアピールする動画をプラスする(さらに、ソーシャルメディアへの投稿機能を加える)ことで、マーケティング担当者は、自社製品をより幅広いオーディエンスに届けることが可能になるという。Hunt Big Sales(ハント・ビッグ・セイルズ)でプレジデントを務めるキャラジェイン・ムーアは、メールで以下のような予想を寄せてくれた。
9.「売るプロセス」の再検証を迫られるタイミングが訪れる
ムーアによれば2023年は、消費者が買うプロセスを、企業は売るプロセスを再検証するのにうってつけの1年だという。企業側は、販売設計やスタッフ配置等にあわせてサービスを見直せば、利益増につながるとともに、顧客サポートを向上させることも可能だという。「こうした動きは2015年から始まっていた」とムーアは指摘した上で「コロナ禍とサプライチェーン運営に関する問題が、顧客の購買プロセスの移行を加速している」と述べた。ザ・マティーニ・ウェイの創業者であるサンドラ・マティーニは、対面インタビューで、以下を予想した。
10. 新規見込み客の獲得よりも、既存顧客の引き留めを優先させる傾向が強まる
「企業が、顧客の事情を理解している様子を常に示せば、顧客は長く留まり、他に紹介してくれる機会も増すだろう。顧客関係管理(CRM)システムをはじめとするマーケティング関連テクノロジーの最適化は、まさにこうした顧客関係の強化を実現するスケーラブルな手法だ」とマティーニは指摘した。(forbes.com 原文)