ADKマーケティング・ソリューションズが調査した「ADK生活者総合調査2022」より「テレビ画面の使われ方」に関するレポートによりますと、テレビのインターネット接続率は約半数近くに上っており、そのうち約5%の人がテレビをインターネット配信のみに使っているという実態が見えてきました。
また、15歳~34歳の人たちは、週1日以上テレビを利用していないと回答した人が10%以上もおり、テレビ番組には興味なく、たとえテレビ番組を見るにしてもスマホなどで見ているものと思われます。
ただ、テレビでいちばん利用しているのは地上波テレビ放送が圧倒的で、87.2%の人が回答しました。しかし、2位に入ったのがYouTubeで34.5%。3位のBS・CS・CATV放送の33.0%より利用されています。4位がAmazonプライム(15.4%)、5位がTver(10.3%)。6位がNetflix(6.6%)と続いており、配信サービスを利用する人が多くいることが分かります。
地上波テレビ番組をほとんど視聴しないという層でも、テレビ画面上でYouTubeを視聴しているという人が30%を超えており、テレビが動画を大画面で楽しむツールと化している実態が明らかになっています。
まだまだ、テレビが地上波テレビ番組を視聴するもの、という使い方がメインになると思いますが、大多数の人が配信サービスを中心としたネットコンテンツを楽しむ手段として利用する時代が、そう遠くない未来に来そうです。
出典:ADKマーケティング・ソリューションズ「ADK生活者総合調査」より