「Realme 10 Pro Coca Cola Edition」と名づけられたこのモデルは、端末の背面やパッケージ、基本ソフトのスキンにコカ・コーラのテーマがデザインされている。デバイス自体のスペックは、チップがクアルコムのSnapdragon 695、画面がリフレッシュレート120Hzの没入型6.7インチスクリーン(ただし有機ELではなくLCD)、メインカメラが1億800万画素という具合に特に目立つものではない。しかし、コカ・コーラのファンにとってこの端末は、ぜひ入手したいものと言えそうだ。
プロモーション画像を確認すると、専用ボックスの中には「Realmeow」と命名されたマスコットも入っている。また、大量のコカ・コーラのステッカーが付属しており、SIMトレイの取り出しツールがコカ・コーラの瓶の蓋の形をしている点もマニア心をくすぐりそうだ。
さらに、端末の背面のコカ・コーラのロゴは一般的な塗装ではなく微妙な質感を持ち、他の部分よりもわずかに盛り上がっている。また、電源を入れるとコカ・コーラのジングルが流れ、全体的なUIもブランドをテーマにしている。
携帯電話としてのパフォーマンスは、ほぼ満足できるものと言えそうだ。チップは最先端とは言えないが、十分な性能を持ち、1億800万画素のメインカメラはパンチの効いた画像を生成してくれる。しかし、ズームや超広角レンズがないため、カメラシステムはかなり限定的なものと言える。
残念なことにこの端末は、インド市場限定で約2万ルピー(約3万2000円)で販売され、しかも1000台しか製造されないという。それでも、コカ・コーラのファンであればぜひ輸入してでも入手したい端末と言えるかもしれない。
(forbes.com 原文)